「OBかも…戻って打ち直し?」
「ロストした…後ろ詰まる…」
そんな時に“戻らず進める”のが、いわゆる前進4打。
正体は **モデルローカルルール E-5(Alternative to Stroke and Distance)**です。
まず結論:前進4打って何?
OBまたはロストで本来“打ち直し”になる状況でも、2罰打で前方の救済エリアにドロップして続行できるルールです。
- 罰は 2罰打
- だから、ティーショット(1打目)がOB/ロストでE-5を使うと、次は4打目からになりやすい
→ これが「前進4打」と呼ばれる理由です。
いつ使える?(最重要)
E-5は委員会(コース/競技)が採用している場合のみ使えます。
確認方法はこれだけ:
- スコアカード裏/掲示板/ローカルルールに「E-5」「Alternative to Stroke and Distance」等の記載があるか
- 同伴者に一言:
「今日、OB/ロストは前進(E-5)あります?」
E-5が“使える場面/使えない場面”
✅ 使える(基本)
- ボールがロスト(見つからない)
- ボールがOB(境界の外に出た)
❌ 使えない(ここで揉めがち)
- ボールがペナルティーエリアにあるのが確実(known or virtually certain)
- アンプレヤブルの代わりには使えない
- 暫定球(ストローク&ディスタンス)を打っている場合は、その暫定球の扱いが優先になりやすい(E-5に制限がかかる)
【超重要】E-5のやり方(止まらない手順)
E-5は「だいたい前のフェアウェイに置く」ではなく、決まった救済エリアにドロップします。
Step1:ボール基準点(Ball Reference Point)を決める
- ロスト:ボールがあるはずの地点(推定)
- OB:境界を最後に横切った地点(推定)
Step2:フェアウェイ基準点(Fairway Reference Point)を決める
- 「いまのホールのフェアウェイ(短く刈られた一般区域)のうち、ボール基準点に一番近い点」
- ただし ホールに近づく側はダメ
Step3:救済エリア(Relief Area)にドロップ(2罰打)
救済エリアはざっくり言うと、
- ボール基準点側のライン〜フェアウェイ基準点側のラインの間の“帯”
- それぞれのラインから外側/フェアウェイ側に 2クラブの幅
- かつ 一般区域で、ホールに近づかない場所
ここが最大の注意:一度E-5で球をインプレーにしたら、元球は“終わり”
E-5で球をインプレーにした瞬間、元の球(ロスト/OBの球)はもうプレーできません。
3分以内に見つかっても、元球は使えない扱いになります。
具体例(初心者が一発でわかる)
例1:ティーショットがOBっぽい(暫定球なし)
- 1打目:ティーショット
- 見に行ったらOB確定
- E-5採用あり → 2罰打で救済エリアにドロップ
- 次は 4打目 からプレー
例2:林に消えてロスト(暫定球なし)
- 1打目:ティーショット
- 3分探して見つからない
- E-5採用あり → 2罰打でドロップ
- 次はだいたい 4打目
初心者向け:揉めない言い方テンプレ
- 「E-5(前進)使っていいですか?」
- 「ボール基準点、ここで合ってます?」
- 「フェアウェイ基準点、どの辺になります?」
よくある勘違い(ここだけ読めばOK)
- ❌ いつでも前進4打できる → ローカルルールがある時だけ
- ❌ 1罰打で前進できる → E-5は2罰打
- ❌ 池っぽい時もE-5 → ペナルティーエリア濃厚ならE-5は使えない
内部リンク(セットで回遊)
- ㉙ OBとペナルティーエリアの違い(判断の軸)
- ㉚ 暫定球の打ち方(宣言・いつ打つ?)
- ㉛ ロストボールの処置(3分ルール)
- ㉖ ドロップ完全版(膝の高さ/2回→置く)
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